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ライモンダってどんなお話?

先日の発表会でも、少し登場した『ライモンダ』という作品。

作品の中に登場するヴァリエーションも多く、なんと主役のライモンダのソロヴァリエーションだけでも、1幕に3回、2幕に1回、3幕に1回あります。他の作品では1幕に1曲がふつうなので、1幕だけで3曲は多いですね。曲調も、かわいらしい曲から、かっこいい曲、大人っぽい曲まで、雰囲気のまったく違う曲がたくさんあるのも特徴で、私も大好きな曲がたくさんありますlovely

『ライモンダ』は、中世ヨーロッパ、フランスのプロバンス地方が物語の舞台。十字軍の時代のお話。

主な登場人物は、主役の美しい娘ライモンダ、ライモンダの婚約者のジャン・ド・ブリエンヌ、サラセン(アラブ)の騎士アブデラフマン

では、どんなお話なのかというと・・・

第1幕

《第1場》

物語は、ドリス伯爵夫人の館で開かれた姪っ子ライモンダの誕生日パーティーから始まります。

パーティーの最中、ライモンダの婚約者ジャン・ド・ブリエンヌが翌日十字軍としてハンガリー王と共に遠征することが伝えられます。

ジャン・ド・ブリエンヌは別れを惜しみながら、愛するライモンダにヴェールをプレゼントし、出征するのです。

ライモンダが1幕で踊る2曲目のヴァリエーションが、このヴェールを持った踊りですね。

《第2場》

ジャンが去った後、ライモンダは友人たちと踊りますが、いつの間にか眠ってしまいます。

夢の中には、預言者という言い伝えのある白い貴婦人があらわれ、ライモンダを幻の世界へ連れていきます。

ライモンダはジャンの幻と幸せに踊っていましたが、ジャンは突然消え去り、代わりに見知らぬサラセン人の男が現われて情熱的に愛を訴えます。ライモンダは困惑して飛び起き、不吉な夢だったことに気づきます。

第2幕

今日はライモンダが待ちに待ったジャンが遠征から帰還する日です。ドリス伯爵夫人の館では、彼の帰還を祝うパーティーが開かれていました。

館には招待客が続々とやってきますが、ジャンはなかなか到着しません。そこへ、サラセンの騎士アフデラフマンが登場します。アブデラフマンは、ライモンダの美貌を聞きつけて、アラブの国からやってきたのでした。

そこでライモンダは驚きました。彼の姿は、夢の中で見た見知らぬサラセン人の男とそっくりだったからです。

不吉に感じたライモンダは、アブデラフマンを追い払おうとしましたが、アブデラフマンは熱烈に求愛し、ライモンダが拒否すると、無理やり連れ去ろうするのでした。

そこへジャン・ド・ブリエンヌ一行が帰還します。ジャンはことの次第を知り、愛するライモンダを取り戻すため、アブデラフマンに決闘を申し込みます。そして決闘の末、ジャンが勝利し、アブデラフマンは死んでしまいました。

第3幕

館ではライモンダとジャン・ド・ブリエンヌの結婚式が華やかに執り行われようとしています。2人はハンガリー王の前で永遠の愛を誓います。

3幕のライモンダのヴァリエーションは、手を叩く振りのあるカッコいい踊りですが、結婚式の踊りにしてはちょっと暗いというか(笑笑)、あまり笑顔で踊っている人を見かけないのは、好きな人ではなかったにしても、自分を好きだと言ってくれた人が直前に亡くなっているということもあるのかもしれませんね。

 

物語の舞台設定は、フランスのプロバンスですが、ハンガリー国王が登場するので、衣裳も曲も踊りもハンガリーらしい雰囲気が感じられます。特に3幕はそれが強く出ている気がします。そして、アブデラフマンがサラセン人(アラブやイスラムのあたりを指すのだと思います)なので、ところどころに異国情緒が感じられるのもライモンダの醍醐味かなと思います。

 

ちなみに今回の発表会では、いろいろな場面から私の独断で(笑笑)ヴァリエーションを選びましたが、1曲目は第3幕の女性Vで最もハンガリー色の強い踊り、2曲目のかわいらしい曲は第1幕第2場から女性V、3曲目が第2幕からの曲で少し異国情緒を感じられる面白い曲でした。4曲目は第2幕のライモンダのV、5曲目は第1幕第2場のライモンダのV、アントレとコーダは第3幕のものを使いましたnote

 

 

 

 

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